令和4年9月22日、三好市議会は定例会議を開催し、さまざまな議案について審議が行われた。特に注目されたのは、2021年度の各会計歳入歳出決算と水道事業の決算認定である。
日程の一つとして、2021年度の三好市各会計歳入歳出決算が審議され、決算審査特別委員会の大浦忠司議員が報告を行った。彼は、一般会計歳出に関する質疑において、昨年度の地元経済応援クーポン券事業の効率的な流用を強調した。具体的には、担当部署より、業務の一括委託により情報管理が容易になったとの回答があった。
また、三好市国民健康保険市立三野病院特別会計の決算に関する質疑では、外来患者の診療報酬が増加し、医業外収益も新型コロナ感染対策関連補助金が主要な要因であると説明され、6年ぶりに黒字決算に至った理由が明らかにされた。報告を終えた大浦議員は、提出された決算に全て原案通りの認定をすべきと強調した。
次に、議案第53号と第54号として、三好市職員の育児休業等に関する条例の改正、及び三好市ケーブルテレビ条例に関する議案が提出され、原案通り可決された。
地域の公共施設の整備計画に関する議案第55号も可決。その上で、議案第61号の2022年度一般会計補正予算案も審議され、今回の補正予算にはオミクロン株対応のワクチン接種に関する予算が含まれており、健康づくり課の岡益視課長が接種対象者や今後の計画について説明した。
また、特に討論が行われたのは、インボイス制度導入に関する請願および意見書についてである。この請願では高齢者の公益的な役割を強調し、市のシルバー人材センターへの影響を懸念した。三木議員が提出し、他の議員たちの賛同を受け、全会一致で採択される運びとなった。