令和4年12月9日、三好市議会は12月定例会議を開催し、様々な重要な議題が取り上げられた。特に市民生活に直結するごみ問題や新庁舎のバリアフリー、男女共同参画の取り組みについて議論が行われた。
ごみ問題では、古いごみ袋の使用期限に関してのトラブルが報告され、環境福祉部長の大西利恵氏が、古い指定のごみ袋を利用できる臨時措置が設定されていることを説明した。これにより、新しいごみ袋の供給遅延の影響を緩和できる見込みであり、今後の周知徹底が求められる。市民からの問い合わせも多数寄せられており、混乱を避けるための取り組みが重要だと指摘された。
また、新庁舎のバリアフリー化に関しては、三好市の総務部長川原正治氏がユニバーサルデザインを採用し、障害者や高齢者が利用しやすい設計が行われると述べた。しかし、一部の議員からは、完成後の内覧会で実際に障害者の意見を反映させた取り組みをしてほしいとの声も挙がり、今後の具体的なプランが期待される。
さらに、男女共同参画の進展についても議論された。市長の高井美穂氏は、管理職における女性の割合が約40%に達していることを報告し、さらなる女性の活躍を促進するための施策を検討する意思を示した。また、地域社会においても多様性のある社会を実現するため、男女を問わず市民の意見を反映する機会が必要とされている。
消防団に関する話題も取り上げられ、地域社会における役割の重要性や処遇改善の必要性が強調された。市長は、地域防災力の向上のため、消防団の支援を引き続き強化していく方針を示した。
本日の会議は、市内外の様々なボトムアップの意見を取り入れ堅実な施策を展開することが求められる内容となり、三好市の未来に向けた重要な一歩となることが期待されている。