令和4年3月に行われた三好市議会定例会で、議員たちは新型コロナワクチン接種や廃棄物処理に関する重要な議題を取り上げた。この会議は、特に新型コロナウイルスの影響を背景に、市民生活の現状と未来を見据えた議論の場であった。
主な議題として、新型コロナワクチン接種状況が挙げられる。高橋 玉美議員は、ワクチン接種の進捗状況や接種ミスの原因、そして小児へのワクチン接種の具体的なスケジュールについて質問した。環境福祉部長の滝川 重夫氏は、ワクチン接種ミスに関して、接種券の再発行時にしっかりと確認を行うと強調した。さらに、3回目のワクチン接種は今年9月30日までに希望者に対応する意向を示している。
また、小児への接種は県が主体となり、五歳から十一歳までの対象者は958人であることが確認された。接種希望者は、県の設置するコールセンターを通じて申込みが行えるとのことだ。
次に、高齢化社会における廃棄物処理の重要性が強調された。高橋議員は、高齢者が生活する上でのごみ出しの支援について質問し、廃棄物処理における支援体制の強化を求めた。環境福祉部長は、今後、収集ルート上へごみを出せるようにする訪問支援を検討していると述べた。一方で、先進自治体の取り組みを参考に、制度の導入を探る考えもあるが、具体的な基準設定が必要であるとした。
さらに、廃棄物処理の民間委託問題も話題に挙がった。廃棄物の有料化については、従来の課題があり、料金の設定は慎重に行われる必要がある。市としては、可燃物の処理が全域で、さらに経済的負担が市民にかからないよう配慮する必要がある。市民負担に関して懸念の声も挙がり、今後の透明性確保が課題とされた。
新型コロナウイルスの影響は継続しており、市民生活が厳しい状況が続く中、議会では多様な意見が飛び交い、施策の改善と積極的な対応を求める声が一層高まっている。市は、この厳しい情勢を乗り越えるために、柔軟な政策を打ち出す必要がある。