令和4年第7回塩谷町議会定例会が開会し、様々な議案について審議が行われる。
議長の冨田達雄氏は、まず会議録署名議員の指名を行い、次に会期は12月6日から13日までの8日間と決定された。
続いて議案の上程が行われ、見形和久町長からの提出議案の説明が行われた。
今回の会議では、「義務教育学校について」の議論が興味深い内容を含んでいる。
高橋好雄議員は、岡山県美咲町への視察研修の結果を報告し、地域の学校存続に向けた取り組みを強調した。
「学校を地域の核とし、地域に貢献する人材育成を推進する」と述べている。
また、新型コロナウイルスや物価高騰への対策として、議案として上程された一般会計補正予算についても無視できない。
見形町長は、補正予算の内容を説明し、特に子育て世帯向けの商品券支給について詳しく述べた。
「対象は、令和4年10月1日に住民基本台帳に登録されている0歳から18歳のお子さんをもつ世帯で、所得制限は設けていない」と説明した。
橋本巖議員が質疑し、商品の発送状況や使用期限について確認した。
議案第16号、令和4年度一般会計補正予算(第6号)についての審議でも、重要な議題であるマイナンバーカードの普及状況についても言及された。
住民課長の増渕邦良氏は、「町のカード取得率は46.9%で、県平均を下回っている」とのことだ。
議会では、国からの圧力もある中で、早急な対策を求められている状況が伺える。
その他にも、介護保険特別会計の補正予算や水道事業会計の補正予算など、多岐にわたって質疑、採決が行われた。
さらに、人権擁護委員の推薦についても意見が求められ、満場一致で承認された。
冨田議長は「本日の議事は全て終了いたしました」と宣告し、会議は散会した。
議会では地域住民の福祉向上に向けた議論が重ねられ、今後の課題も多く残されていることが明確となった。