令和4年9月の定例会が日光市議会にて行われた。
本会議では、一般質問が数多く行われ、様々なテーマが議題にあがった。
一つの焦点は、日光市の移住・定住促進についてである。生井 一郎議員は、選挙全般について、期日前投票の現状や公候補者掲示板の設置場所について伺った。
選挙管理委員会の大島浩一事務局長は、期日前投票の投票率が増加していると指摘し、特に最近の選挙ではその割合が42.14％に達したと述べた。
さらには、日光市の将来についても議論が行われた。経常収支比率の改善が注目されており、上中哲也副市長は、コロナ禍の影響による財政状況の変動を指摘し、今後の対応策を検討していると強調した。また、子供たちの教育についても触れ、郷土愛の感情を育む教育の重要性が説明された。
また、福田悦子議員による障がい者支援の質問では、高齢者や障がい者の避難計画についての必要性が強調され、これからの取組みが課題として提示された。
認知症対策については、市民環境部長が現状と今後の取組みについて説明し、高齢者の孤立防止やフレイル予防の重要性について語った。特に、認知症カフェや家族会の活動が認知症サポーターの養成などに役立つと説明した。
更に、食品ロス削減に向けた施策についての質問も行われ、より実効性のある啓発活動のあり方について議論が展開された。全般的に、参加議員からの質問を受け、今後の支援策や施策について意見交換が続けられたことが印象的である。
最後に、村上 正明議員からの空き家や無管理空き地の問題についての指摘もあり、特に所有者不明地が増加する状況に対して地域の皆が連携しながら取り組む必要性が強調された。