令和4年第5回甲賀市議会臨時会が11月10日に開催され、市政に関する重要な議案が審議された。
議題には、専決処分や一般会計補正予算、各委員会の委員選任が含まれ、議会の効率的な運営が追求された。
まず、議案第69号として専決処分の承認が求められ、市長の岩永裕貴氏が事故による損害賠償に関して説明した。事故は市道と県道の交差点で起きたもので、両者の不注意が主な要因とされた。損害賠償額は131万4407円である。この問題に対して、山岡光広議員から質疑があったが、詳しい交通安全対策についての議論は今後に期待される。
次に、議案第70号の一般会計補正予算の審議に移った。市長は物価高騰の影響を受ける市民への支援金や商品券配布のための経費を計上することを述べ、補正予算の総額は455億3198万3000円になるとのことだ。議員からの質疑はなく、全会一致での可決が決定された。
人事に関する議案として、甲賀市公平委員会および固定資産評価審査委員会の委員選任が行われた。これらの委員はそれぞれ地域に精通した経歴を持つ人员が選任されることが多く、地域の実情を反映した決定が期待される。
また、議長や副議長の辞職願が提出され、議長の田中喜克議員からは退任挨拶が行われた。彼は、甲賀市議会を大過なく運営して来たことに感謝を表明し、市民福祉の向上に尽力する決意を語った。新たに選挙によって議長に選ばれた谷永兼二議員は、市民の声を反映させる議会であることを強調した。
議会運営の一環として常任委員や議会運営委員の選任が行われ、引き続き議会の運営体制が整備された。
会議は議席の変更に関する議題を承認し、総合的な市政運営を円滑に進めることが確認された。臨時会は、全ての議題を終了し、午後3時23分に閉会した。