令和3年第2回越生町議会定例会が開催され、町民の参加の下、様々な議題が取り上げられた。
特に重要視されたのは、脱炭素社会の実現に向けた取り組みについてである。ここでは、特にエネルギー基本計画の改定が求められた。町長の新井 康之氏は、「越生町は2050年までに二酸化炭素排出を実質ゼロにすることを目指し、周辺自治体と連携して対応を進める。」と述べた。
この声明の中で、特に再生可能エネルギーの普及が挙げられた。町民からは、町の視点での利活用を求める声や、教育機関でのエネルギーに関する学習が重要視されている。学務課の関口 学学務課長は、「小中学校では、再生可能エネルギーについて学ぶ機会を設け、生徒に対し実践的な学びを提供している。」と説明した。
また、町民からは、越生百景という冊子の利用促進についての提案もあった。これに対して、町は冊子のアフターフォローを今後強化し、観光活動に広く役立てる計画を示した。
更に重要な懸案となったのは、トイレの再整備である。議員からは、多くの観光客が訪れる場所における公衆トイレの重要性が強調され、観光施策の一環として清掃や管理の向上を求められた。これに対し、産業観光課長の吉田 正氏は、「トイレ清掃の回数を見直し、定期的なメンテナンスを加え、清潔さを維持するために努力する。」と応じた。
このように、越生町議会では、環境問題や住民の利便性向上のための重要な議案が評価され、町がどのようにその取り組みを実行していくのかが期待されている。今後も町民と町の協力によって、持続可能な発展が進むことが望まれている。