令和元年第2回毛呂山町議会定例会では、町政に対する一般質問が行われた。特に、地域の交通安全や企業誘致、防災対策、次世代通信技術(5G)に関する議論が活発に展開された。
澤田巌議員は、歩道の安全確保について質問をした。滋賀県大津市での痛ましい交通事故の影響もあり、毛呂山町でも同様の事故が起こる可能性について懸念を表明した。町の交通安全対策について、山口貴尚まちづくり整備課長は、過去において通学路の安全確認を行っており、今後も歩道整備に力を入れる考えを示した。特に、交通事故防止のために、ガードレールや車止めポールの活用、新たな歩道の設置を検討するとの答弁があった。
また、企業誘致についても関心が寄せられた。大野勉企画財政課長は、進出の決定された企業が南部地区の誘致も行っており、町への新たな雇用の創出が期待されると語った。企業誘致に対して、町は福祉施設の設置や、町内在住者の雇用支援制度を設けているとし、地元経済の活性化を図る意欲を示した。
防災対策に関しては、疋田浩一総務課長が、毛呂山町では地域防災計画を策定していると報告した。近年の気候変動に対抗するために、予防対策や応急対策、地域防災組織の充実に取り組む方針を強調した。また、5G技術の導入についても語られ、新たな市場創出の可能性があることを挙げ、地域の課題解決に向けた取り組みが期待される状況を述べた。
議会では、澤田議員が次世代通信技術(5G)を活用した町の取り組みを問う場面もあり、全体的に町の安全対策や経済振興、地域活性化に向けた具体的な計画が見込まれる結果となった。今後の議会でも、町民の意見を踏まえ、より良い町づくりが進められることが期待される。