2020年9月19日の令和元年9月三郷市議会定例会において、市政に対する一般質問が行われた。
質問を行ったのは、佐藤裕之議員で、環境整備政策と介護政策に関する諸課題について二つのテーマを掘り下げた。
まず、環境整備政策では、水路整備に関わる現状と課題について質問し、生活環境の維持に向けた対応策を求めた。特に農業用水路が都市化に伴って、家庭や企業からの排水を流す構造に変わってきている現状を指摘した。これに対して、長本俊也建設部長は、水路現況調査を進め、令和2年度には水路台帳の完成を目指していると回答した。
さらに、佐藤議員は、介護政策についても言及し、要介護認定や手続きに関して福祉部長への質問を行った。特に、認知症や脳血管疾患が増加している中、介護が必要となる場合にどう対応すべきか、具体的な手続きや相談先の重要性を訴えた。
小暮勲福祉部長は、介護サービスへの初めての相談先や申請手続きの流れを説明し、市民への周知徹底を進める意向を示した。ともに、制度を理解しやすく伝えるための努力が求められることが再確認された。
このように、今回の議会では市民生活に直結した具体的な政策課題が議論され、今後の進行に期待が寄せられている。市長や各部長は、提案の実施に向けた積極的な姿勢を示し、市民とのコミュニケーションの重要性を強調した。