久喜市における最新の市政に関する質問が行われた。
井上忠昭氏は、2つの主要テーマに基づく質問を提起した。
まず、医療問題については、済生会栗橋病院の移転問題に焦点が当てられた。井上氏は、前回の議会以降の病院の動きや久喜市との協議について確認したいと述べた。
「特に跡地利用について進展を伺う。」と述べ、地域の医療の継続に関する久喜市の対応についても問うた。
次に、医療機関の現状把握についても質問を展開した。
「コロナ禍の状況下、担当課は市内・圏内医療機関の現状をどう把握しているのか」と指摘。現状把握の目的や手法について詳しく示すことを求めた。また、地域医療を支える医療機関の実情をしっかり理解することの重要性を強調した。
続いて教育に関する質問が続いた。井上氏は、コロナ禍の受験への影響について、「受験生も保護者も不安を抱えている」と訴え、受験出題範囲に関する情報伝達の必要性を強調した。
さらに、夏休みの短縮や高温下での学校環境への配慮についても訴えた。「危険温度と部活動、体育館の使用」などの新たな配慮が求められていると指摘した。
また、保健室や体育館のマットのダニ対策に関する現状も問われた。「どのように対応されているのか」と質問し、学校環境の整備が重要であるとの立場を示した。
さらに、学校の草の繁茂についても言及。「地域のご厚意による散策活動が中止になった事情は理解しているが、教育活動に影響しないか疑問である。」と、近隣からの苦情を受けたことを伝えた。
大型の学校備品が管理されず状態については、「計画性がないように思える」とし、どのように処分を進めるのか示すよう求めた。あわせて、スマホ解禁への教育委員会の対応についても質問を投げかけた。
そして、教育現場の障がい者用駐車場やスロープの改善状況についての意見も述べ、具体的な情報を求めた。井上氏の一連の質問は、今回は医療と教育の分野に関しての緊急性や重要性を浮き彫りにするものとなった。