令和元年6月10日に北本市議会の第2回定例会が開かれた。
この会議では、会期が6月10日から6月26日までの17日間と決定した。また、会議録署名議員として村田裕子議員と金森すみ子議員が指名された。
市長の三宮幸雄氏は、提出された議案について説明を行った。議案数は、北本市税条例等の一部改正や廃棄物処理条例の改正を含む13議案及び報告4件となる。
特に注目すべきは、議案第31号「北本市税条例等の一部改正」だ。こちらは、軽自動車税の軽減措置や個人住民税の非課税措置に関連している。市長はこの改正について「地域のニーズに応じた適切な財源の確保を目指す」と述べた。
さらに、議案第42号では一般会計の補正予算についても言及した。歳入歳出としてそれぞれ1億6192万8000円の追加があり、予算総額は206億566万円となる。この補正には、介護保険料の軽減や無償化に対応するための経費が含まれているという。
市政概要も報告された。吉野一副市長は「令和元年度第1四半期における市政の概要」と題し、新たに設置されたシティプロモーション担当や選挙関連の情報を共有した。有権者数や投票率についても詳細が述べられ、県全体の問題を受けて、市民の投票参加を促進する方針が示された。
また、福祉部は、6月1日からのベビーベッド・ベビーバスの貸出事業について報告。これは、乳児の健やかな成長を支援する制度で、保護者への経済的負担の軽減を狙うものだ。
さらに教育部からは、学校水泳指導を民間へ委託する事業の進捗も紹介された。これにより、安全性を高めていく意向が表明されている。
このように、北本市議会の第2回定例会では、市民生活に密接な議題が多く取り上げられたことが特徴である。議会での慎重で熱心な審議を経て、社会における期待に応える施策が進展することが望まれる。