令和２年度北本市議会定例会において、三宮幸雄市長は初の年度予算を提出した。
予算の総額は204億3,900万円で、前年比2億1,700万円の増加となっている。
市長は、掲げた公約を反映し、特に「すぐに取り組みます10のお約束」を盛り込むことを強調した。シティプロモーションとして、例年に比べてインパクトのある施策を進める。
また、シティプロモーションの一環として予算が計上されており、自主的な情報発信施策として、さまざまな魅力を市内外に発信することが計画されている。より多くの方にこのまちを知ってもらうための取組が期待されている。
一方、オリンピック関連事業についても言及された。市長は国際的なイベントを通じて市民や選手との交流を促すとともに、多様性を理解するための場を提供することを目指している。そのために必要な経費も含め、しっかりとした予算案が提案されたとされる。
また、南部地域整備基金についても言及があり、今後の都市基盤整備のための準備を進める姿勢が強調された。市の財政が厳しい中でも、目標を見据え、着実な支出を図る姿勢が求められている。
さらに、子育てセンサーターなど、地域に寄り添った施策が述べられた。子育て世代に向けた包括支援センターの運営事業においては、妊娠から子育て期までの切れ目のない支援を行う方針が示された。
こうした施策の執行には限られた財源の中での資金計画が重要との観点から、さまざまな議員からの質疑によって、具体的な行動計画の策定が期待される。全体として、市が市民の福祉向上に努める姿勢が表明された。今後も、議場での議論を通じて市民のニーズに応える取り組みが求められよう。