令和5年8月25日、北本市議会では第3回定例会が開会された。
議会運営委員長から報告された内容によると、本定例会の会期は、8月25日から9月26日までの33日間と決定された。議長の滝瀬光一氏がこの報告を了承した。
議会に提出されたのは、令和4年度の北本市一般会計歳入歳出決算の認定に関する20議案および報告3件である。三宮幸雄市長は、提出した議案について詳細に提案理由を説明した。
予算の執行状況では、歳入決算額が254億3,936万1,828円、歳出決算額が239億4,025万3,272円であった。歳入全体に占める市税は35.2%を占め、歳出の民生費は43.4%となっており、これらの数値は前年度の決算を上回る結果となった。
また、市長は国庫支出金の歳入が13.5%減である一方、議案第52号から第70号まで、多岐にわたる決算の主な内容を説明した。特に国民健康保険特別会計、介護保険特別会計においては、歳入歳出が予定通り執行され、決算剰余金を令和5年度に繰り越すことができた。
新井信弘副市長は、ふるさと納税の状況について報告した。埼玉県内で3年連続1位を獲得し、寄付金額は昨年と比較して12.3%増となった。このことは、シティプロモーションの強化によるものである。これからも、多くの寄付が集まるよう努力が続けられる見通しである。
さらに、教育長の神子修一氏もポストコロナにおける小・中学校の運営状況を報告した。感染症対策を講じながら教育活動を進めており、今後の大きな行事についての準備も進めている。
以上の内容について、議員からの質問や意見が交わされた後散会となった。議案や市政に関する審議が進められ、今後の方針が示された結果、引き続き市民への説明責任を果たしつつ、行政運営に当たることが確認された。