令和4年第1回伊奈町議会定例会が開催され、新年度予算が承認された。
この会議では、予算特別委員会及び各常任委員会からの審査報告が行われ、特に令和4年度の一般会計予算に関する詳細な討議がなされた。
各委員長が行った報告では、令和4年度伊奈町一般会計予算が、経済環境を踏まえた上で策定されたことが強調された。
藤原義春予算特別委員長は、「全体的に前年度と同等で、町民サービスの向上を目指している」と述べ、予算が町民の期待に応えるものとされていることを訴えた。
また、关根良和副町長は新年度の教育や福祉に関する施策についても言及し、「特に保育士等の処遇改善に向けて150億円を超える予算案を組んでいる」と強調した。
新庁舎建設についても報告があり、栗原惠子委員長は、新庁舎用地の整備とともに「地域の声を反映した設計を進める」ことを約束した。具体的には、設計過程においてワークショップを開催し、町民からの意見を集める予定だという。
一方、新型コロナウイルス感染症に関連して、町長は、対応策についても言及し、「町民が安心して暮らせる環境を作るため、引き続き予防策を講じていく」と語った。さらに、ワクチン接種を早期に進める計画に基づき、必要な施設や人員の確保に努めているとも述べた。
その後、議案を採決し、提案された内容はすべて可決された。各委員長からの述べた通り、各委員会の提案が議会で承認されたことは、今後の町政運営に向けた重要なステップとなる。
最後に町長と議長が閉会の挨拶を行い、定例会を締めくくった。
伊奈町は新年度を迎え、住民サービスの向上と災害に強い町づくりを進める姿勢を示した。