令和3年第2回伊奈町議会定例会では、コロナウイルスの感染状況やワクチン接種、さらに新ごみ処理施設の計画に関する重要な議題が議論された。
青木久男議員は、新型コロナウイルスの感染者数と変異株の状況について見解を求めた。
感染者数は依然として一定数存在しており、変異株も増加している。町としては、これらの情報を把握し、町民に周知していく方針だ。
また、接種率についても言及され、町内の感染状況と横並びでの比較が必要とされる中、今後の対応についても引き続き検討する必要性が強調された。
ワクチン接種については、5月10日に高齢者から接種が始まった。高齢者の接種率は82.7%に達しており、行政側からは接種希望者への支援体制強化が進められている。しかし、予約が集中し、未接種者も存在するため、今後も引き続き周知が求められる。
青木議員はまた、新ごみ処理施設の計画にも言及し、施設の設立に際しては地元住民の意見を反映させる重要性を指摘した。町としても住民意見を聞く体制を整え、透明性をもって今後の計画を進める意向を示した。さらに、キャンセルワクチンの活用方法や、キャンセル待ち制度の見直しについても考慮し、柔軟な対応が必要であることが確認された。
子供の健全な発育に関しては、児童の見守り事業が始まることが報告された。これにより児童に対する支援体制が強化され、町内の教育機関とも連携を図りながら、統一的な支援を行う方針が示された。
今後、伊奈町はコロナ禍におけるワクチン接種を円滑に進め、地域社会の治安を保ちながら、住民の健康を守る体制の整備を行っていく必要がある。