令和3年第2回伊奈町議会定例会が、6月1日から始まり、15日に終了した。
会議では、議案に対して慎重な審議が行われ、全案件が可決された。
特に、令和3年度一般会計補正予算(第2号)や、特定教育・保育施設に関する規定を含む条例改正案については、様々な意見が交わされた。
総務建設産業常任委員会を代表して、戸張光枝委員長が報告を行った。第38号議案では、4件の補正予算案が議題とされ、議論が交わされた。
特に、統合型校務支援システム導入についての質疑が注目を集めた。委員からは事業の内容や導入効果について詳細が求められ、執行部より効率的な管理が実現できると回答があった。これにより、教職員の負担軽減が期待される。
続いて、文教民生常任委員会の五味雅美委員長が審査報告を行った。こちらでも第38号議案が中心となり、新型コロナウイルス感染症対策としての生活必需品支援事業について意見が交わされた。この活動により、経済的に困窮する女性への支援が図られたとの説明があり、委員からの支持を得る結果となった。
また、陳情受付第1号として、「医療・介護の実現と国民の健康を守るための意見書」についても議題に上がり、全会一致で採択された。この意見書は、町が新型コロナウイルスの影響に対応するため、十分な財源確保や医療体制の充実を求める内容が含まれている。
全体として、本定例会は丁寧な審議によって、町民のニーズに応える形で数多くの議案が承認された。最後に大島清町長が、議会への感謝の言葉を述べると共に、今後の町政運営に対する意見や要望を称えた。