令和2年6月2日、伊奈町議会第2回定例会が開催され、町長の行政報告や町政への所信表明が行われた。
この定例会では、主に町長提出の各議案についての審議が行われた。町長の大島清氏は、「私にとって2期目の就任後、初めての議会」と述べ、引き続き町民のため全力を注ぐ考えを示した。また、議会を通じての支援を求めた。大島町長は、今後の町政運営において、災害に強いまちづくりや産業振興の重要性を強調した。
町長は、5項目の施策として、まず「災害に強いまちづくり」を挙げ、去年の自然災害を受け、自助・共助・公助の観点から地域防災計画の見直しや防災訓練の充実に取り組む方針を説明した。次に「広域連携のまちづくり」として、消防力の強化に向けて上尾市との連携を進めることを述べた。
また、産業振興として、伊奈町特有の観光資源を活用した取り組みを進め、「日本一住んでみたい町」の実現を目指すことも示した。教育環境の充実についても触れ、英語教育の強化やパソコン端末の早期導入を進めるとした。
さらに、国際化対応の一環として、多くの外国人が住む町において、国際交流コーナーを通じて地域住民との交流を促進する考えも披露した。最後に、町制施行50年を迎える中、新たなスタートを切る町の将来に向けた展望を語った。今後の議会では、議案に対する質疑が行われる予定である。