令和元年6月25日、令和元年本庄市議会第2回定例会が開催され、様々な議案が審議された。
本議会では、17号バイパス及び幹線道路整備について、特別委員長の林富司議員が報告を行った。報告によると、国道17号バイパス本庄道路の早期整備を促進し、進捗状況についても詳細に説明があった。具体的には、神流川橋の橋梁上部工事が進んでおり、県側からの架設が行われた。また、用地買収は全体で33%進捗しており、事業全体の進捗率は31%とのこと。
市長提出議案に対し、討論が行われ、特に本庄市税条例の改正について注目が集まった。広瀬伸一総務委員長からの報告では、非課税対象に単身児童扶養者が追加されることが述べられた。一方、議員の中からは、消費税の増税に伴う諸問題について懸念が示され、柿沼綾子議員は反対討論を行った。
また、厚生文教常任委員長の巴高志議員からは、介護保険条例の改正に伴い、低所得者を対象とした保険料軽減についての報告があった。この改正により、約6,383人が軽減対象となると説明された。
議員提出議案としては、県立高校の統合に対する意見書が上程され、地元の高校存続に向けて慎重審議を求める内容が多くの議員に支持を得た。実際に、柿沼光男議員は「地域の誇りを持つ高校を守るため、慎重な審議が必要」と強調し、多くの賛同を得た。
これらの議案は最終的に採決され、ほとんどが全会一致で可決される中、市長の吉田信解市長からも感謝の意が示された。
本会議は、市政進展のための重要な議論の場として機能していることが確認された。