令和2年第1回ふじみ野市議会定例会が開催された。
会議では、会議録署名議員の指名や、議会運営委員長からの報告が行われた。ここでは、次期議会の会期及びその日程が説明され、本定例会の会期は、3月17日までの27日間と正式に決定した。
高畑博市長の挨拶も行われた。市長は、新型コロナウイルス感染症対策や東京2020オリンピック・パラリンピックへの期待を語った。市長は具体的に、新型コロナ対策として国や県との情報共有を強調した。また、オリンピック・パラリンピックが開催される影響で、健康やスポーツへの関心が高まると期待を示した。
さらに、今年度の予算案など予算配分についても言及。一般会計の予算総額は414億円超と過去最大であることが報告された。その中には、幼児教育無償化や土地開発公社においての用地買戻しなどが含まれる。
市長は、経済状況が不透明であると述べ、安定した行財政運営を続ける必要性も強調。市民に対する安心感と持続可能な市政の運営を目指していく意向を示した。特に、自然災害への備えや地域防災力の強化に重点が置かれており、県内の防災対策の推進が求められている状況を果たしている。
この他、健康づくりやスポーツ環境の整備も重要なテーマとして位置づけられた。市内の施設整備やイベントの計画、文化施策にも触れ、地域創生や市民の意識向上を進めていく姿勢が見受けられた。
さらに、教育部門では、ハード・ソフト両面から学校環境を良好に保つための取組についても説明され、特別支援学級の設置やICT教育の整備が進められていることが報告。これが、ふじみ野市における「子供優先のまちづくり」へと繋がる。
市の今後の展望として、高齢化社会の進展や児童福祉・地域福祉の向上に取り組む必要性、また災害時の対応力向上を図る重要性についても再確認され、全員で協力して対応していく意志が示された。