令和5年9月の定例会で、視覚障がい者向けの施策や地域の防災対策が取り上げられた。
特に注目されたのは、障害者情報アクセシビリティ・コミュニケーション施策推進法に基づく視覚障害者のための音声コード利用の促進についてである。
飛松妙子議員は、公共的な通知文書への音声コードの付記が求められると指摘し、最近の重要事例としてワクチン接種券の扱いを挙げた。
健康福祉みらい部長古賀達也氏は、視覚障害者の情報取得に関わる施策の重要性を強調し、市の実施状況を報告した。市報を点訳し、ホームページには読み上げ機能が追加されていると述べた。
しかし、飛松議員は更なる施策の必要性を訴え、音声コードの普及が見込まれる背景や、他市の取組を挙げながら強化を訴えた。
次に、マイボトルを利用した給水スポットの設置についての話題も浮上した。マイボトル利用の推進はプラスチックごみ削減に寄与するだけでなく、熱中症対策の観点からも重要である。
吉田市民環境部長は給水器の設置状況について答弁したが、制度導入のハードルも示された。
また、防災月間に関する議論も行われ、飛松議員は過去の豪雨での災害対応について質問。市長も含めた関係者は事案に対し、移動困難者への支援策を追及する姿勢が見受けられた。
議論は地域における外国人の生活ルールやマナーについても広がり、対応策の一環として外国語での情報提供や国際交流の強化が求められた。特に自転車に関する規則や、リサイクルの重要性が再認識された事態は、さらなる啓発活動の必要性が示唆されている。
具体的には、外国人住民向けのごみ出しルールをやさしい日本語で周知する試みが進行中であるが、一層具体的な掲示と啓発の方法などが問われた。