令和4年9月に開催された定例会では、鳥栖市における様々な問題が議論された。
特に、江副康成議員は「雑草雑木対策」について言及し、管理体制の見直しを求めた。市内では、草刈りに関する担い手不足が深刻で、江副議員は「日々進化する草刈り機の活用がカギだ」と強調した。 さらに、福原茂建設部長は「公園における草刈りのため、約5,570万円が令和4年度予算に計上されている」と説明し、草刈り面積の管理状況についても具体的に回答した。
次に、デジタル・ガバメント実行計画に関して、江副議員がこの計画の進捗状況を尋ねた。松雪努企画政策部長は「子育てや介護関係の手続きのオンライン化が進められている」と述べ、システム調査やヒアリングも実施中であることを報告した。さらに、オンライン化の進行状況についてのデロイトトーマツコンサルティングとの契約を紹介し、円滑な導入を目指すと述べた。
議論は「鳥栖スタジアムのシート改修」にも及んだ。江副議員は、シートの狭さが観戦体験に影響を及ぼしていることを指摘し、早急な改修を求めた。佐藤敦美スポーツ文化部長は「全体改修には約5億円以上の費用が見込まれ、財源の確保が重要である」と答えた。
最後に、仮称山浦スマートインターについて、江副議員は市長が公約として掲げていることを挙げ、事業化の進展を求めた。福原茂建設部長は、事業実現に向けて基礎調査が進められていると説明し、今後の検討課題として幹線道路網の整備と関係機関との情報共有を指摘した。
各議員の意見を受け、鳥栖市としても、住民の期待に沿った様々な施策の推進を図る必要があると改めて認識された定例会となった。