令和5年第3回藤井寺市議会定例会が開会され、重要な議案が数多く取り上げられた。
本定例会では、令和4年度の決算認定や補正予算が中心的なテーマとなり、市の財政状況について深く議論されることが期待される。
特に、令和4年度藤井寺市一般会計歳入歳出決算認定に関する説明をおこなった小林宏行副市長は、歳入決算額が254億4,444万1,583円、歳出決算額が239億4,409万9,234円であると報告し、予算現額に対する歳入割合は93.5%、歳出割合は92.1%となり、年間収支は349,534,249円となったことを強調した。これにより、実質収支額は37,895,349円が確保され、これを財政調整基金へ積み立てることが明示された。
また、令和5年度一般会計補正予算(第6号)については、森田勉総務部長が提案説明を行った。歳入歳出それぞれに903,172,000円を追加し、総額261億2,025万2,000円とする内容が含まれている。特に、介護保険特別会計や障害者医療費議案が増額され、福祉への施策が充実する意義が示された。
さらに、加齢性難聴者の補聴器購入に対する公的補助制度の創設を求める請願があったことは、市の高齢者福祉に対する関心が高まっていることを示している。この請願に対し、辻本浩二氏が市議会にて詳細を説明し、今後の課題とされるべきである。高齢社会に対応するための行政サービスが求められる中、補聴器の補助制度創設の必要性は高い。
結論として、この定例会は市民の福祉向上に寄与する重要な議案を多数取り扱う機会となり、議員や市長からの活発な意見交換が期待される。
次回は9月13日午前10時から再開される予定であり、本会議は続々と進行していく。