令和5年6月26日の第168回うるま市議会では、重要な案件が多く討議された。
特に新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金の執行計画については、真栄城 隆議員が詳しく質疑を行い、4億2,510万円の使用予定が明らかにされた。企画部長の金城 和明氏は、生活者への支援事業や事業者支援事業に充てられることを説明し、具体的な施策内容を答弁した。
また、畜産農家循環型堆肥利用促進事業についても深い議論があった。真栄城議員は659万6,000円の予算に対する事業内容を問い、農林水産部長の佐次田 秀樹氏は、実証実験の結果とその後の技術的支援に関する詳細を報告した。この事業は、循環型農業の促進や地域資源の活用を通じて、持続可能な農業の実現を目指している。
さらに、観光振興のための「うるま感動キャンペーン事業」の補助金についても具体的に議論された。経済産業部長の松岡 秀光氏は、クーポン券を一世帯当たり1万円の支給が計画されており、地域経済の活性化を図る狙いがあると述べた。このプロジェクトでは、地域の店舗を対象としており、参加店舗の登録数などの詳細についても触れられた。
議会の中では、特に補助金の配布率やその利活用についての関心が高まり、議員たちは今後の取り組みを強調し合った。市の財務部長や企画部長も引き続き、透明性ある運営と市民への情報提供を心掛けると約束した。
議会は、その後各議案の付託を行い、実施される見込みのある新たな助成金や条例改正についても話し合いが進められた。うるま市の今後の政策策定に向けて、多くの提案と質疑がなされ、市民にとって有益な取り組みが進むことが期待される。