令和4年10月3日、南城市議会の定例会が開催され、新たな条例や計画が議論された。
出席した議員の中から、質疑が展開され、特に「南城市過疎地域持続的発展計画の策定について」は焦点となった。宮城尚子議員は、計画の進行に関する具体的な措置や地域住民との連携について疑問を呈した。質疑応答の中で、企画部長の玉城勉氏は「今後、庁内での横断的な連携を行うための委員会を設立する予定はない」と述べ、計画の進捗を透明にする仕組みについての懸念を残した。
また、南城市固有の文化と歴史を守るための施策も取り上げられ、島袋裕介議員が提起した予算関連の質疑では、文化財保護にかかる予算総額やその財源の確保が重要な議題として浮上した。教育部長の宮城光也氏は「基本構想の策定を進め、事業費は一括交付金の活用を検討している」と答え、その方針を強調した。
さらには、会議の中で日程が一括議題として提起され、複数の議案の検討が日々の運営にどのように影響を与えるのかについても意見が交わされた。特に、過疎地域の活性化に向けた具体的な取り組みを確実に進める必要性が述べられ、市民の生活に根ざした施策の重要性が再認識された。
本日の決議には、南城市の公民館や図書館の設置についても言及され、地域の文化振興が求められる中で、様々な視点から施策の効果を検証していく考えが示された。本日の会議は、各議員からの意見交換を通じて、今後の南城市の方針や計画に重要な影響を与えるステップとなった。