令和5年第3回中城村議会定例会が、令和5年6月9日から始まり、6月14日に散会された。今回の会議では特定健診の受診率向上が重要な課題として取り上げられ、多くの議員が意見を交わした。
健康保険課長の島袋かおり氏は、特定健診の受診率向上についての取り組みや現状を報告した。具体的には、村の受診率が県平均を上回る41.2%であることを挙げ、受診率向上のための周知方法や土日の集団健診を実施していることを強調した。また、未受診な理由として「忙しい」や「通院中」といった意見が多く寄せられていることも述べられた。
ただし、受診者が半数に達していない現実を踏まえ、更なる工夫が必要だとも指摘された。特に、受診を躊躇する理由に対するアプローチ、チラシの内容改善の必要性が提案された。受診促進のためには、特に心の内に響くメッセージを含めた広報が有効であるとの意見が示されている。
他にも、北浜地区の河川に架かる橋におけるガードレールなどの設置についても議論された。都市建設課長の呉屋克行氏が現場確認を行い、迅速な設置作業に取り組む姿勢を表明。特に川の水深が1.3メートルもあることから、子どもたちの事故防止が求められている点が強調され、議員たちも安心して子供を遊ばせられる環境作りの重要性を訴えた。
中学生・高校生向けの海外短期留学事業についても触れられ、健康寿命の延伸と村民の健康管理の重要性がフィードバックされた。その中で、村指定の文化財や養殖事業についても具体的な質問がされ、文化財管理の取り組みや経済効果についての理解が進んでいることが示された。
この会議を通じて、中城村の健康施策や安全対策がより具体的に進められる必要性が浮き彫りになり、村民の意識向上に向けたさらなる努力が求められる。