令和2年第5回玉野市議会定例会が行われ、主要なテーマとして新型コロナウイルス感染症対策が浮上した。議員からの質問に対し、黒田 晋市長は、今回の危機に対する政府の初動対応に問題があったと指摘した。また、玉野市の医療事情についても言及し、コロナウイルス感染症に対する市民病院の役割を強調した。
会議では、新型コロナウイルス感染症の影響による市民の不安にも触れ、適切な情報提供がいかに重要かを再確認した。黒田市長は、保健所との連携が不可欠であるとしながら、感染者数の公表方法について議論が必要であることを示唆した。
また、イノシシ対策についても言及され、昨年度の捕獲実績は778頭に達し、今年度の捕獲は104頭にのぼっている。特に八浜地区での通報件数が多く、地域住民が主体の捕獲隊の設立が進められていることが確認された。
さらに、新型コロナウイルス感染症が長期化する中、玉野市内で展開されている支援策の充実が求められることが議論され、特に生活困窮者への支援が重要との意見が上がった。加えて、宅配サービスの導入も紹介され、サービスの拡充が検討されている。
教育環境についても触れられ、教育長からは、休校中の学習支援や自己肯定感向上の重要性が示された。自己肯定感を高めるためには、キャリア教育の強化が必要であり、引き続き実施していく方針が示された。