令和5年2月定例総社市議会が開催され、多くの議員が市政に関する重要事項について意見を交わした。議題に上がったのは一般質問や予算案審査、さらには箇所に対する諸議案等だった。
主な議題の一つには、情報セキュリティーの強化がある。太田善介議員は、総社市における情報セキュリティーの現状について質問し、セキュリティーリスクの具体的な状況を求めるとともに、必要な対策の実施を強く求めた。市長の片岡聡一氏は、これまで外部からの攻撃による被害は発生していないと述べたが、今後の対策の重要性を強調した。
また、ホームページの充実や、デジタル技術の高度化が議論された。太田氏は、スマートフォンに適応したデザインへの改善が必要であることを指摘し、「市の情報発信の質が問われる時代になっている」と述べた。市長は、職員が情報セキュリティポリシーを遵守するための意識徹底の取り組みを進めていると述べた。
さらに、未就学児の子どもを預ける施設の運営や、幼稚園教育についても質問があり、教育長の久山延司氏は人口減少が進む地域での対応策を説明した。特に、地域の重要な教育拠点として幼稚園は存続させたいとの意向を示し、工夫を凝らした取り組みが進められていることが伝えられた。
また、体育施設の修繕についても質問があり、文化スポーツ部長の服部浩二氏は、プールの修繕計画について説明し、利用者への影響を最小限に抑える努力をしていると強調した。