令和5年2月21日、瀬戸内市議会第1回定例会が開催された。
本定例会では、会期が本日から3月22日までの30日間と決定された。
議長の廣田均議員が開会の挨拶を行い、出席議員が18名であることを確認した後、議事が進められた。
行政報告では、武久顕也市長が新型コロナウイルス感染症対策に関する現状や、ポストコロナの計画としての施策を示した。
市長は、令和5年度に向けた意気込みとして多様性のあるダイバーシティ社会実現や、組織の横断的な連携強化が必要であるとの見解を示した。
また、特に副市長二人制を導入する計画を発表し、施策にジェンダーの視点を取り入れる意向を強調した。
続いて、重要な議案が複数上程された。特に議案第1号では、瀬戸内市副市長の定数を一から二に改正する条例が提案され、これにより体制強化を目指す方針が述べられた。
さらには、議案第18号から第27号まで、令和4年度に関わる補正予算が上程された。特に、補正予算の中には高齢者に対する価格高騰緊急支援給付金の支給が含まれている。
また、議案第16号、議案第17号はそれぞれ、「瀬戸内市病院事業の設置等に関する条例の一部改正」と「病院事業使用料及び手数料条例の一部改正」に関連するものであり、これらも可決された。
それに続き、新火葬場整備工事の契約変更に関する議案が提案され、現行の工事内容に基づく契約の変更が報告された。
質疑の時間では、議員から市長の施策や新たな副市長の役割について質問が寄せられるなど、議論が交わされた。
こうした議案や報告を通し、瀬戸内市の今後の方向性や施策が明らかになった。特に副市長二人制の導入は、市の施策の質を高め、多様性を意識した体制の強化につながるとして期待が寄せられている。