令和4年9月9日、岡山市議会は定例会議を開き、様々な議題についての議論が交わされた。特に注目されたのは、憲法第9条の尊重や、核兵器廃絶に向けた市民の取り組みについての発言である。国際的な情勢や核兵器禁止条約の進展を受け、岡山市の方向性が問われた。
「憲法第9条は、平和の礎であると考えています。国際友好交流都市との連携強化を図り、岡山市から憲法を生かすための活動を進めていく必要があります。」と述べるのは、東毅議員であり、国に対する強いメッセージが示された。東議員はまた、空襲展示室についても「市民からの意見を反映させる形で、今後の運営を見直しに努めるべき」と指摘した。
核兵器廃絶に関しては、数々の国際会議を踏まえ、「核兵器禁止条約をより強く推進すべきだ」との意見が強調された。特にがん患者の代表など、様々な市民の声が集結し、この議題は重要認識を持たれていることがうかがえた。核兵器問題は、市民生活に密接に絡む重要なテーマであり、もっと具体的な行動が求められるといえる。
国葬に関しては、議員からの厳しい意見が寄せられた。「国葬の参加判断は国の責任だが、岡山市長がその判断をどのように行うかが重要だ」との声も。「市長はこの国葬に公費を使うことが適当であるという立場を取っており、その透明性が問われている状態である」とも指摘されていた。さらに旧統一教会に関わる問題も挙げられ、この問題に対する認識を明確にするよう求める声が上がった。
新型コロナウイルスの影響が依然として大きい中、「第8波に向けた準備と、ウイルスへの対応を見直すことが必要です」との意見も発表された。特に無料PCR検査の拡充や医療体制の強化も求められ、市民の健康を守るための実効性のある政策の必要性を訴える場面も見受けられた。
会議の最後には、岡山市の充実した支援体制が必要だとして、コロナの影響で困窮する家庭への具体的な対策を求める意見が述べられた。