令和2年10月27日、岡山市議会が臨時会を開会した。
本日の議事内容は、会期の決定、専決処分の報告、さらに岡山市一般会計補正予算に関する議案についてである。議長により会期は本日限りと確認され、出席議員は45名となっている。
日程第1では、会期の決定が行われ、異議なしで本日1日の会期に決定した。続いて日程第2で、報第61号から報第68号までの専決処分の報告が行われ、8件を一括上程した。大森雅夫市長が報告内容を説明し、事故による賠償額の決定や和解について詳述した。
特に、報第61号ではリース公用車の事故に結びつく和解について、また報第66号では物品の破損に関する和解について詳細が触れられた。これらの報告に対し、議員間での質疑は行われなかった。
次に日程第3、甲第180号議案の令和2年度岡山市一般会計補正予算が上程された。この補正予算は、新型コロナウイルス感染症からの経済回復を目的としている。大森市長は、補正額が12億3,000万円であり、消費喚起策としてのスマートフォン決済ポイント還元事業や、経営改革に向けた補助金の交付を行う旨を説明した。
羽場頼三郎議員が質疑を行い、今回の補正予算が国の地方創生活性化事業と関連するか、資金の用途について等の質問がなされた。市長は、経済の活性化が主な狙いであり、消費喚起策が必要な理由を強調した。
さらに、羽場議員は利用者に対する配慮や手段に関する具体的な提案も行った。市長は、スマートフォン決済を通じて広く利用者にアプローチする考えを示し、講習会の開催なども計画しているとした。
この日の議会では、補正予算案が全会一致で可決され、全ての議案は議了された。議長は、今後も市政の運営についてバランスを取り、慎重な進行を行うべきとの姿勢を表明した。