令和2年第4回美咲町議会定例会が6月1日に開かれ、新型コロナウイルス対策が重要なテーマとなった。
議長の松島 啓氏は、開会にあたり、新型コロナウイルス特措法に基づく緊急事態宣言の解除から1週間が経過した現状を述べた。
しかし、ワクチンや治療薬の開発に時間を要しているため、終息には程遠いと警告した。
今後は、感染拡大防止と社会経済活動の両立が求められると強調した。
青野 高陽町長は、議会内での対策についても言及し、議席間のつい立てや換気、休憩を挟むことなどの措置を講じている旨を伝えた。
さらに、感染拡大防止策の一環として、町内医療機関や福祉施設へのマスク配布や、経済対策としての臨時給付金の支給も決定していると報告した。
また、青野町長は新型コロナウイルスによる影響で困窮する住民への支援策についても言及した。
その一環として、特別定額給付金を申請中の6,103世帯に対して、順次受け付けていると説明した。
申請期間は8月11日までとし、回答に基づいて支払いが行われる予定である。
町長は、感染症の影響で収入が減少した場合、税の納付に関する猶予や減免も実施することを示唆した。
このような措置により、町民の困窮を少しでも和らげる方針であるという。
最後に、青野町長は美咲町の未来に向かう協力を呼びかけた。
新型コロナウイルス感染症は国難とも言われ、町民一丸となって乗り切る必要性が強調された。
議会では、引き続き新型コロナウイルスに関する慎重な議論が続く見込みで、住民福祉の向上に向けた意見が交わされることが期待される。