令和5年第2回美作市議会が開催され、豪雪時の危機管理や市民施策についての重要な議論が交わされました。
今回の会議では、特に豪雪時の危機管理に関する質問が多く見られました。議席番号2番の神原一寿議員は、豪雪によって美作市が直面した課題について言及しました。具体的には、除雪作業の対応や市管理の除雪機の運用状況に関する質問を行いました。神原議員は、豪雪による影響を強く訴え、対応策強化の必要性を強調しました。
都市整備部長の森元浩之氏は、豪雪時に除雪作業を委託している業者が緊急に対応し、市民の安全確保に尽力したと回答しました。また、除雪計画については、主要な道路から地域の道路に至るまで優先順位を設定し、最大限の対応を行った旨を説明しました。
さらに神原議員は、豪雪の影響を受けた高齢者世帯への安否確認についても言及しました。美作市内には高齢者の世帯が多く存在し、その中には独り暮らしの方も急増しています。神原議員は、その安否確認の進捗状況や今後の施策についても質疑し、福祉部門へ具体的な対応を求めました。
福祉部長の大佛裕彦氏は、高齢者世帯への電話での安否確認や訪問支援を行った結果、45件の確認を実施したことを報告しました。しかし、全体の高齢者世帯数に対してその数が少ないとの指摘も受け、今後はより多くの高齢者の安否確認を行う必要があるとの意見がありました。
また、ふるさと納税についても議論が行われました。市民から寄せられた納税額や経費の状況について詳細な報告があり、これに対する市の取り組みや今後の施策の展開に期待を寄せる声がありました。