令和3年第2回美作市議会3月定例会が行われ、様々な議案に対する討論や採決が行われた。
特に注目を集めたのは、議案第79号「美作市事業用発電パネル税条例の制定について」である。この議案は、具体的な事業者への相談が不十分であったことを理由に、賛成意見と共に多くの反対意見が寄せられた。青山慶議員は、「コロナ禍を理由に不十分な意見聴取が行われた」と述べ、慎重な審議を求めた。
今回の会議では、看護師養成学校誘致に関する議論も展開された。岡野鉄舟議員は、看護師養成所の誘致を進めることで地域の医療体制の充実が図られるとの意義を強調した。しかし、過去の財政支援に関する疑問も浮上している。委員長の岡本泰介議員は、「これまで行われてきた補助金交付のあり方について、改めて精査が必要」と発言している。
また、発議第2号に関する協議も行われ、議会委員会条例の一部改正について承認された。この改正により、常任委員会の所管が見直され、より効果的な議会運営が期待されている。
議会終了後、萩原誠司市長は新型コロナウイルスワクチン接種の進展や地域の雇用問題について言及し、今後の施策に期待を寄せていた。地域経済の回復に向けた施策が進められる中、市民の声が反映されることが重要とされている。