令和2年6月30日、倉敷市の予算委員会総務分科会が開催され、補正予算が審査された。
本日の会議では、補正予算議案第92号に関する審査が行われた。
出席メンバー6名のうち、田辺委員が体調不良で欠席していることが報告された。
執行部からの説明により、補正予算の総額は、歳入歳出それぞれ10億9,162万1,000円が追加され、最終的な歳入歳出予算の総額は2,509億5,613万1,000円となる見込みである。
杉岡企画財政部長は、歳入補正の内訳を詳述した。
国庫支出金は3,500万円、県支出金は300万円、繰入金は10億5,362万1,000円と、全ての項目で増額される。
この補正には、感染症の影響を受けた就労継続支援事業所への支援が含まれている。
歳出の補正についても説明が行われ、各所管の分科会で詳細が審議されることとなった。
特に注目すべき点は、新型コロナウイルス感染症対策のための防災備蓄品の整備である。
森防災危機管理室次長からは、3,333万円が計上され、マスクや消毒液の購入に充てられるとの説明があった。
この計画では、不織布マスク100万枚と、手指消毒用のアルコール液1,000本が予定されている。
また、大橋委員からは非接触型体温計や防護服の数量についての質問が挙がり、透明のフェースガード5,000枚、防護服3,000着、体温計100本を購入予定であると回答があった。
これらの備蓄品は、急遽必要となったもので、教育委員会の学校や幼稚園の空き教室に保管される。
今後は阿津の防災倉庫へ移行していく計画も示された。
会議の最後には、議案第92号に関する委員の賛成の意向が確認された。
反対の意見は出されず、6名が賛成であることが明確になった。