令和5年4月井原市議会臨時会が開催された。
議会では、主要な税条例の改正や一般会計補正予算について審議が行われた。
特に、井原市市長の大舌 勲氏が提案した税条例改正の内容が注目された。
市長は、井原市税条例、国民健康保険税、子ども・子育て会議条例の改正理由について詳述した。
市長によれば、これらの改正は地方税法などの法改正に即応するものであり、専決処分として行われた。
また、一般会計補正予算では、補正額392万円、総額209億9,687万2,000円となり、特に教育分野に関連する支出が計上されている。
議案第38号に関しては、これまで閉鎖されていた井原高校南校地の借用を通じて、教育活動の場を確保する目的がある。
市立高校の体育授業や部活動、県立井原高校の部活動も視野に入れているという。
このような背景から、附帯決議も採択され、市長は今後、岡山県と協議を進める意向を示した。
議決結果は、税条例改正については承認され、一般会計補正予算は全会一致で可決された。
議長の大滝 文則氏は、議員及び市民に感謝の意を表し、会議は円滑に進行した。
今後は、実施に向けて手続きを進めていく方針である。
議会の出席議員は17名であったが、質疑応答の場では特に異論が出ることもなく、すべての議案がスムーズに承認される結果となった。
この臨時会は、井原市の今後を見据えた重要な議論の場であったと言える。