令和5年3月第1回赤磐市議会定例会において、空き家対策、帯状疱疹予防ワクチンの助成制度導入、ホテル誘致などの重要課題が取り上げられた。
初めに、空き家対策の現状と今後の施策が説明され、特に空き家所有者へのアンケート結果が問われた。政府が制定した条例に基づく取り組みにおいて、空き家が増加する問題が指摘された。特に、全国古民家再生協会からは、空き家には古民家として再生できる価値があるとの意見が上がった。「こうした視点を持って、地域資源と捉えた施策の展開が必要」と治徳議員は強調した。
続いて、帯状疱疹予防ワクチンについての助成制度導入についても関心が寄せられた。このワクチンは多くの高齢者にとって重要な健康対策であり、助成を進めることが期待されている。市の健康長寿社会の構築に向け、「他市の導入事例も検討し、前向きな姿勢で進めるべき」との意見が多かった。
また、ホテル誘致に関してもたびたび議論され、「赤磐市に宿泊施設がないことは、企業誘致や観光振興における大黒柱となる」との認識が示された。市長は、「新拠点整備においても宿泊施設の誘致を最優先すべきである」とする見解を強調した。
さらに、物価高騰の中、特に厳しい状況にある施設園芸農業者への支援方針も問いただされた。市長は、「農業は成長産業」とし、支援の拡充に向けた努力をすると述べた。