令和4年12月1日、杵築市議会は定例会を開催した。
市長の永松悟氏は、冒頭で新型コロナウイルス感染症の現状について触れ、
オミクロン株対応ワクチン接種の進捗状況を説明した。
12歳以上の接種率は15.4%であり、全国平均の8.5%を上回る。
また、医療費助成に関する条例改正案が提出された。
この改正により、子ども医療費の助成が未就学児と小・中学生から
高校生まで拡大されることが目指されている。
市は保護者の経済的負担軽減だけでなく、疾病の早期発見や治療につながる効果も期待している。
次に、議案第89号から第109号について一括上程と提案理由の説明が行われた。
市長は各議案の概要を説明し、特に補正予算について言及した。
一般会計の補正予算では、多方面にわたって支出が増加する計画が示された。
特に、民生費、教育費に関する増額が重要視される。
議案第97号から第99号では、職員や議員の報酬に関する条例の改正が提案された。
人事院勧告に基づき、報酬の見直しが必要な背景が説明された。
議長は次に質疑を行う場を設けたが、特に意見や異議はなかったことが伝えられ、
議案は原案通り可決される方向で進められた。
続けて、次回の会議が12月7日水曜日に再開される旨が告げられた。
市議会は新型コロナウイルスに対応しつつ、地域の発展について具体的な議論を深めている。