令和4年10月3日、胎内市議会臨時会が開催され、重要な議題について議論が行われた。
議事は議長の選挙から始まり、議長に小野德重議員が選出され、副議長には八幡元弘議員が選任された。議長に就任した小野議員は、円滑な議会運営への意気込みを示すとともに、議会と執行部が切磋琢磨して市民生活の向上に努める決意を表明した。「議会のさらなる活性化に努めてまいる所存でございます。」と述べた。
また、本臨時会では、災害復旧に関する補正予算が提出された。市長の井畑明彦氏は、昨年の大雨による被害に対する予算について、その概要を説明した。予算案では、一般会計補正予算として約18億円が新たに計上されており、その多くは生活再建支援金や災害復旧費に充てられるものである。
具体的には、被災した住民に対する生活支援や施設の復旧にかかる経費として、それぞれ財源が増額されることになった。市民から寄せられた被害申請に対する対応も図られており、井畑市長は「状況に応じた支援が求められる」と強調し、必要に応じた追加支援の検討を示唆した。
さらに、選任された各常任委員会の委員長からも報告がなされ、議会運営に関する事項の継続的な調査が行われることが確認された。
臨時会は議会運営の重要な初動を示すものであり、多様な問題に対処する市議会の姿勢が改めて問われている。市民の安全と福祉を守るため、議会と執行部が緊密に連携しながら進めていく考えが示されたことは、地域の未来を見据えた姿勢として注目される。