令和3年2月10日、大和郡山市で臨時会が開催された。
議事の主要なアジェンダとなったのは、休日応急診療所に関する条例改正と、令和2年度一般会計の補正予算案である。
上田市長は挨拶の中で、急速に進展する新型コロナウイルスワクチンの接種事業に関して、法令の改正が必要であることを強調した。特に、休日応急診療所におけるワクチン接種のための分院設置に関する条例の修正が求められた。
副市長の中尾誠人氏は、発表の中で補正予算案として5億984万円の増額を提案した。この予算には、ワクチン接種に向けた必要な着実な準備を進めるための費用が含まれているとする。
丸谷利一議員は、ワクチン接種の接種率目標に対する見解を市に求め、また、接種を受ける市民の不安を払拭する施策について質問した。富田福祉健康づくり部長は、新型コロナワクチンの接種が市民にどのように影響を与えるか情報を提供し、アナフィラキシーに備えた対応策も講じることを答えた。
また、村田俊太郎議員は、具体的な接種施設や人員確保についての疑問を呈し、特に個別接種と集団接種の方針に関する議論が続いた。
最終的に、議案第1号および議案第2号は、原案通り可決される運びとなった。市長は、今後も見通しを持って地域の安全と安心のため、積極的にワクチン接種を進めていく意向を示した。