令和4年第2回雲仙市議会臨時会が4月25日に開催された。今回の会議では、副市長選任や固定資産評価員の選任を含む人事案件が中心に議論され、重要な決定が下されることとなった。
金澤秀三郎市長は冒頭の挨拶で、新型コロナウイルス感染症の影響について触れ、感染者数の増加が懸念される中、市民へのワクチン接種や感染防止対策の徹底を呼びかけた。こうした背景の中、議会を開会し、重要な議案の審議を進める旨を述べた。
副市長選任に関する議案第27号は、松橋秀明氏を選任することが提案された。これに対し、質疑は無く、委員会付託を省略し、無記名投票により決議された。この結果、賛成18票、反対ゼロ票という圧倒的な支持を得て可決した。
次に、固定資産評価員の選任に関する議案第28号も市長からの提案があり、財務部長の三宅氏を後任とする形で進められた。質疑を経て、こちらも速やかに可決となった。また、専決処分に関する3件の議案(第29号から第31号)も一括審議され、有意義な議論が行われた結果、いずれも原案通り承認された。
審議が進む中、大久保正美議会運営委員長は愛野・小浜バイパス整備促進特別委員会の設置を提案した。この委員会は国の直轄事業として新規事業が採択されることを受け、その推進を図る目的が強調された。ここでも議員からの反論は無く、委員会設置の提案は全会一致で承認された。
終了時には、酒井利和副市長が8年間の職務に対する挨拶を行った。市長もその功績を称え、退任後の活躍を期待すると述べ、市議会一同から拍手で送り出された。今後の雲仙市の発展が、こうした人事を通じてますます期待される中、次回の議会に向けた準備が進められることに期待が寄せられた。