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雲仙市議会が令和3年度決算を承認、健全化保持をチェック

令和4年第3回雲仙市議会定例会が開会され、令和3年度の決算報告が承認された。健全化判断比率は3.8%と明示され、財政の安定が強調された。
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令和4年第3回雲仙市議会定例会の冒頭、副議長の平野利和氏が会議を開会した。議事日程は公開され、各議案の提案理由が進行された。

まずは議会録署名議員の指名が行われ、町田康則議員と大久保正美議員が指名された。次に会期の決定が審議され、開催日が本日から29日間とすることが確認された。議長報告は平野副議長より、監査委員からの例月現金出納検査結果報告書が提出されたことが伝えられた。

続いて金澤秀三郎市長が登壇し、市政の主な動きについての報告を行った。新型コロナウイルスに関する緊急事態宣言が発令され、県の感染状況が厳しい中、雲仙市内でも172名の新規感染者が確認されたことに言及した。全国のワクチン接種状況についても説明され、接種率が1回目82%、2回目81.5%、3回目66.6%であることが強調された。

市民の活動について、長崎県消防ポンプ操法大会での市民の成果や、長崎県中学校総合体育大会での出場者が報告された。特に、国見町出身の吉武まひろさんがレスリング世界選手権で優勝したことが県民の称賛を集めている。また、雲仙市において様々な地域活性化イベントが開催されたことも心を和ませる話題となった。

報告第4号では、令和3年度の決算に関する健全化判断比率及び資金不足比率が報告され、財務部の三宅隆浩部長が詳細を説明。実質公債比率は3.8%であり、健全な財政状況が維持されていることが明らかになった。続いて、債権の放棄に関する報告や、専決処分に関する事件の詳細も紹介された。特に水道料金の債権放棄が行われ、経済的困難を抱える市民への配慮が示された。

さらに、負担付き贈与の受入れについての議案が提出され、環境水道部や観光商工部から関連する条例案が説明された。特に、情報通信技術を活用した行政の推進についての条例制定が提案され、デジタル化の進展が期待される。こうした動きは、今後の市政の進展に対して重要な一環となるだろう。

最後に人権擁護委員候補者の推薦が行われ、平野副議長が各候補者の経歴を紹介した。全体を通じて、雲仙市議会の運営は円滑に進行され、様々な市民生活に配慮した報告内容が充実していることが明示された。コロナ禍における財政の健全化、地域の振興が織り交ぜられた議論は、今後の市政にとっても試練となるが、今後の取り組みに期待が寄せられる。

議会開催日
議会名令和4年第3回雲仙市議会定例会
議事録
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