令和4年第1回雲仙市議会臨時会が開催された。
重要な議案が審議され、新型コロナウイルス感染症の影響に関する議論が多く見られた。
本会議には、全議員19名が出席し、市の今後の施策が注目される中、主に監査委員選任と経済対策の補正予算が重要なテーマとして取り上げられた。
市長の金澤秀三郎氏は冒頭の挨拶で、全国的な新型コロナウイルスの感染急増を懸念し、特に長崎県内の感染状況について触れた。感染防止のため、市民には不要不急の外出自粛を呼びかけている。金澤市長は、今日の臨時会で監査委員選任の人事案件1件と国のコロナ克服のための経済対策に関する補正予算案1件を提案した。
監査委員の選任について、金澤市長は新たに藤田一二氏を推薦し、その審議が行われた。これに対しては特に質疑もなく、議案は賛成多数で可決された。開票結果では、賛成17票、反対1票となった。
続いて、令和3年度雲仙市一般会計補正予算(第14号)案が提案され、総務部長の松橋秀明氏がその内容を詳しく説明した。補正額は約7億5,593万円で、主な内容には、住民税非課税世帯等への臨時特別給付金支給事業、感染防止のための営業時間短縮協力金支給事業が含まれる。
具体的には新型コロナウイルス感染症対策として、各種給付金や処遇改善に関する施策が展開される。特に保育士や幼稚園教諭の処遇改善についても触れられ、働く職員が対象となることが確認された。
議案第2号も委員会付託を省略して採決に移り、原案が可決された。今回の補正予算の実施により、市民の生活支援が期待されるとともに、新型コロナウイルスに対する効果的な対策が進められる。
最後に、選挙管理委員会委員及び同補充員の選挙が行われ、新たなメンバーが指名された。議長の松尾文昭氏は会議の閉会を宣言し、全ての日程が終了した。