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令和4年度予算案、31億円増加へ

令和4年3月7日に開催された雲仙市議会で、一般会計予算案が31億円増加。地域交通や農業支援についても議論が交わされました。
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令和4年3月7日、雲仙市第1回定例会が開催された。

議題には、令和3年度一般会計補正予算や令和4年度予算案が含まれ、特に財政状況に関する議論が盛り上がる。

坂本弘樹議員は、雲仙市特別職の職員の処遇改善を図るための条令改正について質疑し、消防団員の処遇が改善されない理由に疑問を呈した。

書面での質問に対し、本多市民生活部長は、合併協議に基づいて職責に応じた金額調整が行われているため、職務が重要な副職や分団長の額は据え置きとの説明を行った。

次に、地域交通の維持に向けた質問が上がった。

大久保正美議員は、地域交通計画の補助金に関して、近年の減便問題を指摘し、雲仙市の公共交通の重要性について訴えた。

対応する酒井副市長は、バスの運営状況について、利用者数の減少や経営の厳しさに加え、他団体との協議を進める方針を示した。

農業の耕作放棄地対策についても懸念が表明され、補助金の拡充を求める意見が交わされた。久米農林水産部長は、具体的な対策として、解消面積の要件は5a以上であると報告した。

議案第15号、令和4年度の一般会計予算案も議題に上がり、総額が31億8,960万9,000円から37億3,683万4,000円に増額される背景が問われた。

この増額は、コロナ禍の影響で減税が解除されたことによる固定資産税の増加が主な理由とされている。

また、交付金の減少については、特例措置の影響を受けた結果であると説明された。

最後に、広域市町村圏組合における調整についても議論が取り交わされ、各議員の意見が集結した。市長は、関係機関への要望など、議論を踏まえた適切な対応を洪水で被害にあった千千石漁港の高潮対策の必要性を強調し、国及び県との具体的な協働作業を進める意向を表明した。

議会開催日
議会名令和4年3月第1回定例会
議事録
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