令和4年3月の定例会が行われ、重要な市政一般質問が行われた。
市内の事業者の後継者問題や観光振興に関する質問が取り上げられた。特に、松本 晃議員は奈留島内の事業者の後継者不足について問題提起し、島の漁業の持続可能性を確保するための施策を求めた。
松本議員は、奈留島における造船所や船舶電機の後継者不足を指摘し、島の経済への影響を懸念した。市長の野口 市太郎氏は、後継者問題は全国的な課題であり、長崎県が事業継承を支援する施策を行っていると答弁した。今後の支援策として、商工会や漁協への相談窓口の設置を提案した。
草野 久幸議員は、フリーWi-Fiの設置状況とその将来的な展望について質問した。市長は、市内公共施設への設置が進み、市民の利用促進に努める方針を示した。草野議員は、巻き込む形で市民への情報発信を強化し、デジタル利便性向上を期待した。
医療については、丸田 敬章議員が国民健康保険診療所の課題を指摘した。特に、玉之浦診療所の病床復活が難しい状況であり、今後の看護師確保の方針が求められる。福祉保健部長の今村 晃氏は、医師の採用問題を認識し、地域医療の安定化に向けた取り組みを継続することを述べた。
さらに、今後の新型コロナウイルス感染症対策や再生可能エネルギー推進の状況についても意見が交わされた。特に、洋上ウインドファームと潮流発電プロジェクトが市内経済に与える影響が期待されており、市の協力が重要視されている。