令和3年12月7日に開催された佐久市議会では、重要な議題が複数取り上げられた。特に「持続可能な開発目標（SDGs）」に基づくごみ処理のあり方が議論され、その後の施策に影響を与える可能性が示唆された。
まず、三石知志議員が提案したSDGsを踏まえたごみ処理の方針については、2050年カーボンゼロを目指す施策が求められている。この文脈において、同議員は家庭ごみ分別の拡充や生ごみ処理施策の強化を訴えた。
さらに、環境部の山田博之部長は、プラスチック資源循環促進法施行に基づく新たな施策について説明した。特に、令和4年に容器包装プラスチック以外のプラスチックについての燃焼処理が廃止される見通しが語られた。その上で、生ごみ処理について行政全体での取り組みが今後必要であるとの認識が示された。市民にも意見が寄せられ、参加型の施策が求められている。
このほか、三石議員は地域の教育など、社会全体でのごみの減量化を促す施策が求められていると強調した。課題としては、市民の協力や分別収集の拡大が挙げられ、今後のさらなる取り組みが期待される。
次に、陳情の取下げが決定され、三石議員による一般質問が行われた。特に、臼田地域小学校跡地利用についても議論があり、地域にとっての重要性が再確認された。これについて、教育長の答弁では、地域社会と学校が連携し、跡地の利活用を進めていく考えが示された。
会議の進行中には、地域を支える先人の功績への認識を深めるべく、こころのミュージカルや冊子配布など、多岐にわたる取り組みが紹介された。これにより、多くの市民が地域の歴史を学び、共感する場が生まれているとの評価があった。
全体を通じて、今後のごみ処理や地域活性化に向けた方向性が様々な観点から模索されている中、行政のリーダーシップと市民の協力が不可欠であることが強調された。市議会が共に力を合わせることによって、持続可能な発展が期待される。