令和5年大町市議会3月定例会が2月21日、午前10時に開会し、議案や市政に関する一般質問が行われる。
本日の会議では、議会運営委員会の大厩富義委員長が会期を2月21日から3月14日までの22日間とすることが決定された。
続く副議長選挙では、岡秀子議員が新たに副議長に選出された。岡議員は「議長を補佐し、円滑な議会運営を目指す」と述べ、議会の信頼性向上を約束した。
市長の牛越徹氏は、退任した降旗達也前副議長に感謝の意を表しつつ、地域活性化や人口減少対策などについての施策を強調した。また、新型コロナウイルス感染症への対応についても言及し、緊張感を持って対策に取り組む意義を訴えた。特に、新年度からの施策として人口減少克服に向けた取り組みや、デジタルトランスフォーメーション(DX)推進の重要性を指摘。これにより地域の活性化を図る方針を示した。
さらに今会議では、専決処分の報告や、令和4年度の補正予算案が上程された。特に注目されるのは、人口問題や財源確保に対する課題。そして、地元企業への支援策や観光振興についても多くの意見が交わされた。その中で、平林英市議員が市民税の減少の懸念を示し、市長は「税収減少への対策として、地域産業の振興をしっかりと行う必要がある」と回答した。
次に、例年通り、議案についての質疑が行われる。多数の議案が市民の生活に直結する内容とされ、特に教育や福祉に関する予算案は細かく審議される予定。
本会議は、公民館や教育の活性化を含むさまざまな施策について詳細に質問し、議決へ向けた審議を行う。市民の意向を反映した行政運営の実現を目指した質疑応答が続くのが期待される。