令和5年8月8日、臨時会が開催され、大町市議会の重要な議題が議論された。
出席者は16名で本会議は成立し、会議に付議された案は市長の提案を中心に進められた。
市長の牛越徹氏は挨拶の中で、続く猛暑の中でも市民活動が活発であり、観光地の利用が前年を大きく上回るなど、地域の活性化が進展していることを報告した。特に、観光振興策として実施された「みずのわプロジェクト」の進捗についても触れ、これは市の水資源を利用した新たなブランド化の一環であると説明した。
また、議案の上程において、教育委員会委員の任命や令和5年度一般会計補正予算の承認が行われた。特に補正予算は、環境省のモデル事業の採択に関連していることが強調された。この事業では、市の水環境を保全し、持続可能な地域づくりを進めることを目指しており、今後の水循環基本法に基づく取り組みにも期待が寄せられている。
さらに、議案第44号の審議では、各常任委員会からの報告が行われ、全会一致での可決がなされた。具体的には、良好な水環境創出活動といった新たな活動への資金の支出が明記されており、地域の活性化を図る重要な一歩となる。
選挙管理委員及び同補充員の選出も無事に終わり、これにより新たな体制が整う見込みだ。議長の二條孝夫氏は、議会全体の厳密な審議が行われたことを称賛し、今後も市民サービスの向上に尽力するよう求めた。これらの取り組みが、今後の大町市におけるさらなる発展につながることが期待される。