令和3年6月15日、新富町議会は第3回定例会を開催し、13の議題に関する審議が行われました。
それぞれの議案において、重要な補正予算の承認が議決され、多くの議題が原案通り可決される結果となりました。
特に注目されるのは、令和3年度新富町一般会計補正予算についてです。総務産業常任委員会委員長の揖斐兼久氏は、「今回の補正は第3回で、歳入歳出を各2億4,677万9,000円増額し、予算総額を122億8,412万1,000円に引き上げる」と述べました。
その中でも、新型コロナウイルス感染症対策として低所得の子育て世帯に対する支援金や、農業試験研究用の施設建設の予算が計上されています。また、教育現場での新型コロナウイルス対策のためにも備品購入費が含まれています。
次に、令和3年度新富町土地取得特別会計補正予算についても議論が交わされました。揖斐氏は、歳入歳出それぞれ1億694万1,000円を増額する内容を説明し、全会一致で可決されました。
さらに、大木俊二議員の文教厚生常任委員会からは、国民健康保険特別会計の補正予算に関する報告が行われ、「コロナ禍の影響を考慮し、保険税率を据え置いている」と話されました。昨年度と比較し、1人当たりの平均税額が下がったことも報告されました。
新田コミュニティセンター建設(建築主体)工事に関しても,工事請負契約の締結が行われ、1億3,178万円で契約されたとのことです。これにより、新しい複合施設が西体育館の西側に建設される予定です。
このように、本定例会は多くの重要議案が審議され、地域振興や感染症対策に資する内容が盛り込まれていました。議会の意見が一致し、事務的な手続きが円滑に進められる姿勢も評価されています。