令和3年第4回新富町議会定例会が9月2日に開会した。
出席議員は12名で、議題に上がった項目には、補正予算や各種条例の改正が含まれている。
会期は2週間に設定され、今回の重要な議案として、令和3年度新富町一般会計補正予算などが提案された。小嶋崇嗣町長はこの予算が町の財政状況を改善するための重要なものであると説明した。具体的には、400万の補助金を新たに計上し、地域支援やインフラ整備の強化を目指すという。これに対し、松浦美緒議員は「支援が必要な層への底上げが求められる」と述べた。
議案第40号の国民健康保険特別会計の補正予算も議論された。これに関して、小嶋町長は、歳入歳出予算を124万7000円減額する旨を説明した。これにより、財政の健全性を確保し、必要な支出にお金を回すことができると強調した。
さらに、介護保険特別会計に関連する議案も重要な議題となった。議案第41号では、実際の業務に伴う人件費の調整や関連経費が計上され、議員からは「介護サービスへの充実が期待される」との意見もあった。
また、今会議では、令和2年度の決算についても取り上げられ、全体的な歳入歳出が前年度に比べて増加していることが報告された。特に、国庫支出金が大幅に増加している。坂東啓男監査委員は、この決算について「必要な状況に応じて良好に運営されている」と評価した。
最後に、羅く名義作成の施策に関する請願も審議された。本請願は、国営かんがい排水事業の受益者負担を軽減することを求めるもので、今後の審査が期待される。
全体的には、出席した12名の議員は、町の発展と財政の健全性の確保に向けて、しっかりとした議論を行う意気込みを示した。これにより、今後の新富町の発展が期待される。