令和3年6月29日、小林市議会は第3回定例会を開催した。
本日の会議では、議案や請願、意見書案に関する審議が行われる。
議案第46号小林市重度障がい児年金条例の撤回について、宮原義久市長は、目的を達成したため、段階的廃止を提案していたが、市民厚生委員会での意見を受け撤回を決定したと説明した。慎重な審査を経て撤回が承認され、議会は市民の実情を考慮した対応を重要視している。
続いて日程第2では、令和3年度小林市一般会計補正予算に関する8議案について、下沖篤史予算審査特別委員長が報告し、議案第42号は賛成多数で可決され、議案第50号も全会一致で原案通り可決される運びとなる。
新型コロナウイルスの影響で、市は適切な財源確保や社会保障ニーズの増加に応じた予算編成を求められている。今後も持続可能な財政運営が至上命題となる。特に、地域交通維持のための助成制度や、障がい者支援に向けた施策が重要視される。
この日の会議ではさらに、請願処理として地方財政の充実を求める意見書が採択されるなど、経済や福祉の観点からの意見が強調された。竹内龍一郎議員は地方自治体の財政強化を訴え、今後の予算検討において必要な財源確保を求めた。市の財政は厳しさを増す一方であり、その確保策が求められている。